前回はシナリオの設計の話でした。今回は実際にメールを1通作っていきます。
こんにちは、LINEマーケターの花果(かか)です。
先に言っておきます。UTAGEのHTMLエディタには独特のクセがあります。 ここを知らずに触ると、「消したかったのは画像1枚だけなのに、作ったメールがまるごと消えた」ということが普通に起きます。
私も最初やられました。なので今回はそこを中心に書きますね。
メールを1通追加する
シナリオを開いて、ステップ配信から「メールを追加」します。
最初に設定するのはこの3つです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 送信者名 | 受信者に表示される名前 |
| メールアドレス | 送信元アドレス。独自ドメインのものを設定 |
| 件名 | メールの件名 |
ここまでは迷わないと思います。問題は本文です。
本文はテキストとHTMLが選べる
本文の形式は2つあります。
- テキスト … 文字だけ。シンプルで軽い
- HTML … 画像やデザインを入れられる
画像を入れたい場合はHTMLを選んで「編集」を押します。すると編集画面が開きます。
ここが本題:3つの「箱」の構造
編集画面を開くと、色の違う枠が表示されます。これがUTAGEのHTMLエディタの正体です。
構造はこうなっています。
┌─ 黄色い箱(一番大きい)────────────┐
│ ┌─ 緑の箱(中くらい)──────────┐ │
│ │ ┌─ 青い箱(一番小さい)──┐ │ │
│ │ │ 画像やテキストが入る │ │ │
│ │ └───────────────────────┘ │ │
│ └─────────────────────────────┘ │
└───────────────────────────────────┘
入れ子になっています。 黄色の中に緑があり、緑の中に青がある。実際のコンテンツ(画像やテキスト)は、一番内側の青い箱に入ります。
要素を追加するとき
画像を追加したいときは、一番小さい青い箱の段階で「+」を押します。
黄色い箱の段階で「+」を押してしまうと、意図しない場所に追加されてしまいます。「どの階層で操作しているか」を意識してください。
画像を選ぶと、パソコンのファイル選択画面が開くので、使いたい画像を選びます。
⚠ 削除するときが一番危ない
ここが事故のポイントです。
青い箱だけ消したいのに、緑の箱の削除ボタンを押すと、その中に入っているものが全部消えます。
そして黄色い箱を消すと、作ったものがまるごと消えて初期状態に戻ります。
「画像1枚を消したかっただけなのに、メールが全部消えた」というのは、これが原因です。
なので削除のときは、
- 青い部分を消したいときは、青い部分の削除ボタンを押す
- 緑を消したいときは、緑の削除ボタン
- 黄色を消したいときは、黄色の削除ボタン
を徹底してください。慣れるまでは、消す前に一度保存しておくと安心です。
コピー機能もあるので、同じ構成を繰り返したいときは活用してください。
メールの中身の作り方
基本の形としては、画像+テキストで組むのがおすすめです。
例えばカウントダウン画像のように「あと何日」と動きのあるものを入れると、緊急性が伝わりやすくなります。
「基準日時」「指定日時」「メールを送信した日から何日」といった細かい設定もありますが、このあたりは上級者向けです。最初は画像とテキストで組むところから始めれば十分です。
フッターは必ずつける
これは飛ばさないでください。
メールには特定電子メール法があるので、以下を必ず入れる必要があります。
- シナリオ解除(配信停止)のURL
- 送信者が誰かの情報(氏名または会社名、住所、問い合わせ先)
法律で決まっていることなので、1通目から入れておきましょう。
なお、フッターの内容を毎回書くのは大変なので、独自置き換え文字を使うと1か所の管理で済みます。
配信タイミングと配信先の絞り込み
メールができたら、いつ送るかを決めます。
登録直後なら「0日後の10分後」あたりが使いやすいです。そのあとは「1日後の20時10分」のように、日数と時刻で指定していきます。
また、配信先を絞ることもできます。 例えば「別のシナリオにすでに登録している人は除外する」といった設定です。
ただ、最初のうちは全員に配信で問題ありません。絞り込みは、シナリオが複数になって重複が気になってきてから考えれば十分です。
送信後のアクション
メールを送ったあとに、自動で何かを実行させることもできます。
- リッチメニューを切り替える
- Webhookで外部に通知する
など。ここは応用編なので、「こういうこともできる」と頭に置いておく程度で大丈夫です。
保存は「下書き」から
作ったメールは、まず下書きとして保存しましょう。
いきなり公開状態にすると、テストする前に配信されてしまう可能性があります。中身を確認して、テスト送信して、問題なければ有効にする。この順番が安全です。
おわりに
今回のポイントをまとめます。
- HTMLエディタは黄色・緑・青の入れ子構造。操作する階層を意識する
- 削除は特に注意。親の箱を消すと中身が全部消える
- フッター(配信解除URL+送信者情報)は1通目から入れる
- まずは下書き保存。テストしてから有効にする
次回は、シナリオ内アンケートとスプレッドシート連携について書きます。登録者の情報を集めて活用する話です。
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