「LINE登録のリンクを直接貼ればいいのに、なぜわざわざ登録ページを作るの?」
これ、ちゃんと理由があります。今回はそこから書きますね。
こんにちは、LINEマーケターの花果(かか)です。
今回からファネル機能に入ります。UTAGEの中でも機能が特に多いところなので、まずは全体像を掴んでいきましょう。
そもそもファネルとは
ファネルはマーケティングの用語で、お客様が商品を知ってから購入に至るまでの流れのことです。
英語で「じょうご」の意味で、進むにつれて人数が絞られていく形からこう呼ばれています。
一般的には4つの段階で考えます。
| 段階 | 何が起きているか | 主な接点 |
|---|---|---|
| 認知 | 存在を知る | SNS、SEO、広告 |
| 興味・関心 | もっと知りたくなる | LINE登録、メルマガ登録 |
| 比較・検討 | 他と見比べる | セミナー、無料相談、事例 |
| 購入 | 申し込む | 販売ページ、決済 |
ファネルで考える良さは、どこで人が離れているかが見えることです。
「登録はされるのに、セミナー申し込みが少ない」と分かれば、その間の教育が足りていないと判断できます。数字を見ながら手を打てるようになる、ということですね。
UTAGEのファネル機能は、この流れを1つのツールの中で作れます。 SNSからの集客 → 登録ページ → 特典配布 → 教育 → 商品販売 → 決済 → 会員サイトでの提供 → アフターフォロー。ここまで一気通貫です。
なぜ「登録ページ」を挟むのか
ここが今回いちばん伝えたいところです。
LINE登録のリンクを直接貼っても、登録はしてもらえます。ではなぜ、わざわざ登録ページ(オプトインページ)を作るのか。
理由は3つあります。
1. メールの評価を守るため
メールアドレスを直接集めた場合、開封してくれない人ばかりが集まると、配信元としての評価が下がります。
評価が下がると、届けたい人にも届きにくくなる。だから「なんとなく登録した人」ではなく、内容を理解して登録してくれた人を集めたいわけです。
2. LINEの配信コストを抑えるため
LINE公式アカウントは、友だちが増えるほど配信通数が増えて費用がかかります。
読まない人が大量に登録している状態は、コストだけがかさむことになります。あえてハードルを1つ設けて絞ることで、濃い見込み客だけが入ってくる状態を作れます。
3. 登録ページ自体で教育できるため
これが地味に大きいです。
登録ページに「ここではこういう発信をしています」「こんな人に向いています」と書いておけば、登録する前に期待値を揃えられます。
登録したあとで「思ってたのと違う」となるのを防げますし、最初から前のめりな状態で読んでもらえます。
ファネルで作れるページ
UTAGEのファネルでは、いろいろな種類のページを作れます。主なものを挙げます。
商品販売ページ
商品の説明をして、購入につなげるページです。
「こういう背景があって、だからこの商品が必要」という教育をページの中に挟むのがポイントです。いきなり価格を見せるより、納得してもらってから案内するほうが自然に届きます。
動画を最後まで見た人にだけ販売ページを表示する、といった出し分けもできます。VSL(動画で販売する形式)を使う場合に有効です。視聴完了率やクリック率も計測できます。
イベント・セミナー申し込みページ
セミナーの申し込みフォームを作れます。
- 入力してもらう項目を自分で設定できる
- Zoom連携をオンにすると、Zoomのリンクを自動で発行してくれる(毎回同じ固定リンクではなく、個別に発行されます)
- リマインダーの自動送信も設定できる(※事前の設定は必要です)
メール配信の設定さえ済んでいれば、リマインドはある程度自動で組まれます。有料セミナーの受付もできます。
オートウェビナー
事前に録画したセミナーを、決まった日時に自動で開催できる機能です。
毎回リアルタイムでセミナーをやっている方には、かなり大きいと思います。同じ内容を何度も話す負担がなくなりますし、開催回数の制限もありません。
⚠ この情報は2025年時点のものです。当時は「Zoomのような画面で開催する形式」が開発中とのことで、ページの中に動画が埋め込まれる形でした。リアルタイム感という点では、現在の仕様を公式で確認してみてください。
アンケートページ
前回、シナリオ内アンケートを紹介しましたが、それとは別にアンケートページも作れます。
違いはここです。
- シナリオ内アンケート … そのシナリオに登録していないと回答できない
- アンケートページ … 登録していない人でも回答できる
不特定多数に答えてもらいたいアンケートは、こちらを使います。
特商法・プライバシーポリシーのページ
見落としがちですが、これは必須です。
オンラインで有料の商品やセミナーを販売する場合、特定商取引法に基づく表記とプライバシーポリシーの提示が法的に必要になります。
UTAGEではこれらのページも作れて、販売ページからリンクを埋め込むことができます。 販売を始める前に必ず用意しておいてください。
決済システムとの連携
決済は外部サービスと連携して行います。StripeやUnivaPayなどが代表的です。
連携しておくと、
- 決済が完了したら、自動でコンテンツを配信する
- 「ご購入ありがとうございます。会員サイトはこちらです」と自動で案内する
といったことができます。購入後の対応を手作業でやらなくて済むようになります。
なお、決済サービスによっては審査があります。登録してすぐ使えるとは限らないので、販売の予定があるなら早めに申し込んでおくのがおすすめです。
正直なところ:テンプレートの既視感
いいところばかり書いてきたので、ひとつ正直な話を。
UTAGEは「デザイナー不要で高品質なページが作れる」とうたっていて、実際テンプレートは充実しています。ただ、テンプレートをそのまま使うと、他の人のページと似た印象になることがあります。
UTAGEを使っている人は多いので、見る人が見れば「あ、UTAGEだな」と分かる、ということですね。
気になる場合は、色や画像を差し替えるだけでもかなり印象が変わります。ABテスト機能もあるので、複数パターンを試して反応を見るのもいいと思います。
UTAGEファネルの本当の強み
機能の多さより、私が一番の強みだと思っているのはここです。
顧客データが全部1か所にまとまること。
LINEもメールもSMSも、そして売上も、UTAGEの中で管理できます。「この人はどこから来て、何を読んで、何を買ったのか」が1つの画面で追える。
ツールを分けていると、この情報はバラバラになります。それが1本につながっているというのが、実務では一番効いてきます。
おわりに
今回のポイントです。
- ファネルは認知→興味→比較検討→購入の流れ。どこで離脱するかを見るための考え方
- 登録ページを挟む理由は、メール評価を守る・LINEコストを抑える・事前に教育できるの3つ
- 販売ページ、セミナー申込、オートウェビナー、アンケートなど用途別にページを作れる
- 特商法・プライバシーポリシーは販売前に必ず用意する
- 最大の強みは顧客データが1か所にまとまること
次回は、実際にオプトインページ(登録ページ)を作っていきます。
📚 このシリーズの目次はこちら → 【保存版】UTAGEマニュアル|初期設定から販売・会員サイトまで全21記事で解説
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