「シナリオって、とりあえず1個作っておけばいいんでしょ?」
そう思って作り始めると、あとで作り直すことになります。私がそうでした。
こんにちは、LINEマーケターの花果(かか)です。
今回からシナリオ配信に入ります。UTAGEの自動化の中心になる機能なので、手を動かす前に設計の話をさせてください。ここを最初に押さえておくと、後から作り直す手間がなくなります。
そして今回、知らないと配信が1通も流れない落とし穴についても書きます。ここは本当に注意してください。
シナリオとは何か
ひとことで言うと、自動配信のまとまりです。
登録した人に、どういう順番で、何を送っていくか。そのストーリーを1本のシナリオとして組みます。
大事なのは、シナリオは1つではなく、目的ごとに複数作るということ。
例えばこんな分け方です。
- 登録直後に流すシナリオ
- 商品Aに興味を持った人に流すシナリオ
- 簡易鑑定を受けてくれた人に流すシナリオ
- 商品Bを購入した人に流すシナリオ
同じ人でも、どこから入ってきたか・何に反応したかで、送るべき内容は変わりますよね。それをシナリオという単位で分けておく、というイメージです。
グループ管理は最初からやっておく
シナリオを作るとき、グループに入れることができます。
最初はデフォルトグループのままでも動きます。でも、シナリオが増えてくると一覧がぐちゃぐちゃになって、目的のシナリオを探すのに時間がかかるようになります。
なので最初からグループを分けておくのがおすすめです。
- 商品A / 商品B のように商品軸で分ける
- 「LINE構築者向け」「構築代行してほしい人向け」のように顧客層で分ける
どちらでも構いません。自分が探しやすい形にしておくのが正解です。あとから整理するのは意外と面倒なので、最初にやってしまいましょう。
⚠ 最重要:登録直後シナリオは必ず作る
ここが今回一番伝えたいところです。
UTAGEとLINEを連携するとき、LINE公式アカウント側では「挨拶メッセージ」や「チャット」をオフにして、Webhookをオンにします。
つまり、LINE公式側から挨拶メッセージが送られなくなります。
このとき、UTAGE側で登録直後のシナリオを作っていないと、どうなるか。
友だち追加しても、何も流れてきません。
「連携したのにメッセージが届かないんだけど?」となりがちなのは、ほぼこれが原因です。LINE公式側をオフにした以上、挨拶はUTAGE側で用意する必要がある、ということですね。
なので、まず作るべきは登録直後のシナリオです。友だち追加してくれた人に、最初の挨拶メッセージが届く状態を作ってください。これがスタートラインです。
シナリオの中でできること
シナリオを作って開くと、こういう項目が並んでいます。
| 項目 | 何ができるか |
|---|---|
| 読者一覧 / LINE読者一覧 | このシナリオに登録している人の一覧 |
| 読者数推移 | 登録者数の増減をグラフで確認 |
| メール一斉配信 / LINE一斉配信 | 指定日時に全員へ一度に送る |
| ステップ配信 | 登録日を起点に、順番に自動で流す |
| リマインダー配信 | 予約日などを基準に逆算して送る |
| 予約中 / 送信済み | 配信の予定と履歴 |
ステップ配信が主役だと思ってください。登録直後の挨拶も、そのあとの教育も、ここで組みます。
リマインダー配信は、ウェビナー・セミナー・個別相談を用意したときに触るものです。普段は使いません。先に覚えなくて大丈夫です。
なお、ステップ配信の送信済みを見ると、開封率やクリック率を確認できます。どれくらいの人が読んでくれているかは、ここでチェックします。
配信タイミングの考え方
ステップ配信では、それぞれのメッセージを「登録から何日後の何時何分に送るか」で設定します。
登録直後のメッセージは、0日後の10分後くらいにするのがおすすめです。
登録した瞬間ではなく、少し時間を置く。そのほうが自然に読んでもらえます。
既存読者をどうするか
ここは少し分かりにくいので、具体的に書きますね。
新しくステップを追加したとき、すでに登録している人にどう扱うかを選べます。
例えば「1日後の20時10分に送る」というステップを作ったとします。
- 今日登録したばかりの人 → まだその時間に達していないので、予約に入る
- 2日前に登録した人 → その時間をとっくに過ぎている
この「過ぎてしまった人」に対して、すぐ配信するか、配信しないかを選ぶことができます。
過去のステップを一気に送りつけると迷惑になるので、基本は「配信しない」を選んでおくと安全です。
補足:UTAGEのリンクと独自ドメイン
配信するメッセージにURLを入れることは多いと思います。
ここで1つ、知っておくといい話があります。UTAGEのドメイン(utage-system.com)のリンクは、LINEでアカウント停止(BAN)につながりやすいと言われています。
理由として言われているのは、UTAGEを使っている人の中に強引な売り方をしている発信者もいて、そのドメイン自体が目をつけられやすい、というものです。あくまで「そう言われている」という話ですが、リスクは避けられるなら避けたいところです。
独自ドメインを設定しておくと、配信されるリンクを自分のドメイン(例:info.example.com)にできます。 すでにブログなどでドメインを持っているなら、すぐ使えます。
ここは応用編なので、後回しでも構いません。ただ、本格的に配信を始める前には設定しておくのがおすすめです。
→ ドメインの準備は 【UTAGE入門③】メール配信に独自ドメインが必要な理由 を参照
おわりに
今回のポイントは3つです。
- シナリオは目的ごとに分けて作る。グループ管理も最初から
- 登録直後シナリオを必ず作る。作らないと友だち追加しても何も流れない
- 主役はステップ配信。リマインダーはセミナーを用意したときに使う
次回は、実際にステップ配信でメールを1通作っていきます。HTMLエディタに独特のクセがあるので、そこを中心に書きますね。
📚 このシリーズの目次はこちら → 【保存版】UTAGEマニュアル|初期設定から販売・会員サイトまで全21記事で解説
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